42条4項道路・42条5項道路とは | 甲子園の不動産売却・買取・住宅購入はセンチュリー21グランクリエーション

42条4項道路とは、6m区域内で、特定行政庁の指定を受けた幅員6m未満で4m以上の道路


6m区域（6m道路指定区域）とは
法律で定義された用語ではなく、通称であり、この区域内の道路は幅員4mではなく6mが最低基準となり、幅員が6m以上でなければ建築基準法上の道路とは認められない区域のことです。

地方の気候、風土の特殊性、土地の状況により必要に応じて6m区域に指定されます。例えば、積雪が多い地域では、除雪のために幅員を広くしなければならない理由や、また細々とした分譲開発を防ぎ、整然とした街並みをつくるためにも定められます。ただ、幅員6mが最低基準になると現実的に厳しい部分があるため、次の場合は6m未満であっても建築基準法上の道路（42条4項道路）として認められます。

①避難・通行上支障がないと認められる幅員4m以上の道路で、特定行政庁の指定をうけた道路

②地区計画等に適合する幅員4m以上の道路で、特定行政庁の指定をうけた道路

③6m区域指定時に建築基準法上の道路とされていた道路（幅員にかかわらず）

ただし、そもそも6m区域の実際の指定例はほとんどないため（大半は「幅員4m以上」のまま）、4項道路の指定はあまり見かけません。


42条5項道路とは、6m区域指定時に現に存していた道で幅員4m未満の道を5項道路と呼びます。